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2007年1月 3日 (水)

こだわりの珈琲「北山珈琲店」

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絶品シナモントースト!

という文句に以前より気になっていた珈琲店。

本当はシナモントーストより、オールドビーンズコーヒーの店として有名。

良質の生豆を寝かせることで、渋味、荒味が滑らかになり、深い味になるエイジングという手法を施したコーヒー。

北山珈琲店には3年ものから20年ものまで、気の遠くなるような時間をかけて眠らせた豆があるのです。

20年も眠らせたなんて、よっぽど状態が良くなければカビるか腐るかですよ。

そんな子供のように大事にしてきた豆を、焙煎しドリップして出して頂く。

だから店の前には、張り紙が貼ってあります。

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「待ち合わせ、商談等お断り」

「30分以上はおことわり」

とのこと。

こっちもそれなりの気合いで行かないと。

空きっ腹で気合いを見せた私とアッコは、3年ものブレンド靖(セイ)¥750と、20年ものブレンド雅(ミヤビ)¥1500を頂きました。

まず「雅」をひとすすり。

これは、初めての香りと味。軽く打ちのめさせられました。

まるで、豆が枯れて、古木のような樽のような、燻製のような、ブランデーのような香り。

特に20年ものというだけに、凝縮した味と香りがつまっているようです。正直、一口目は、感動と衝撃、2口目からは濃い飲み口に、気合い負けしてきます。元気でなければ絶対飲めないな、このエナジーは。

トロリとした滑らかなネルドリップの味わいが、のどにからみつくよう。

比べて飲んだ3年ものは「靖」。確かに熟成が浅い分だけ軽い感じ。初心者にはこちらがオススメかもしれません。でも十分効きます。

さて、

ねらいの「シナモントースト」がメニューにない!!

と、思いきや、壁に小さく「バタートースト¥200」の文字が。でもシナモンじゃない。

職人マスターとその奥さんが静かに粛々と仕事をこなしている、水を打ったような緊張感が走る店内で、

「シナモントーストがあるって、知り合いに聞いたんですけど」、やや緊張気に尋ねる。

表情を変えずに「ありますよ」と静かに答える奥様。裏メニューだったのでしょうか。

ちょっと厚めの食パンを耳にそってカット。まるで揚げたかのようなカリっと焼けた耳、しっとり、もっちりと、バターがいっぱい染み込んだ白い中の部分。うまくシナモンシュガーを焦がした、表面部。

本当に噂通りの絶品。こんなトーストはまたもや初めて。

濃いコーヒーに合うこれ以上のお供はない、というくらい。

純粋にコーヒーを楽しむためのトースト。ちなみにお値段は¥350。

最後、立ち上がるとクラッときました。

完璧コーヒー酔いです。

効きました。2007年初効きです。

世の中にはまだまだ私たちの知らない、すごいレベルの食の世界がありますね。よくよく精進せねばと思う、年頭所感。

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