北海道へ行ってきました1
夏季休業中、北海道の産地訪問&農業実習をしてまいりましたのでご報告致します。
東京の猛暑も異常ですが、北海道の暑さも従来にないそうです。それでも夜は冷房がなくてもぐっすり眠れるのはうれしい!本当によく食べて、寝てました。
冒頭のソフトクリームは共働学舎さんのもの。
冬の訪問では食べられなかったので、念願かなってです。(涙)
あ~旨い。
まずは新得のチーズ工房「共働学舎」さんの訪問です。
冬は見られなかった牛舎です。
入れるのはここまで。中に牛さんたちがいますよ。
共働学舎の乳牛はブラウンスイス牛とホルスタイン牛がいます。
スイス原産のブラウンスイスは乳質が良く、チーズ製造に適しているそうでスイスから輸入。日本では乳量が多いホルスタインが主流です。
この、牛のベッドには微生物資材が入っていて、牛舎の中は全く臭わないそうです。
餌にも微生物資材が入っており、牛のお腹の中も快腸で、出てきた糞も微生物による活きた環境に落とされると、分解、発酵によりハエの羽化を阻害し、臭いも出ないという、微生物による衛生管理がなされています。
もちろん、埋炭でマイナスイオンが適宜供給され、チーズ工房同様「活きた環境作り」はここでも徹底しています。
この牛舎は、「乳を運ばない」ためにチーズ工房の真横にあります。
牛乳を運ぶことが牛乳にとってストレスになり、美味しいチーズを作ることができないからです。
「乳を運ばない」これが美味しいチーズ作りの第一歩。
搾乳された乳は高低差を利用して工房に流し込まれます。
こちら「コパン」を製造中。
ホンマに全て手作業です。
またまた地下の熟成庫へ。
天然の石、木で作られ、
埋炭された庫内は
庫内全体で呼吸し、「活きた環境」となっています。
湿度90%、20度を保っていますが、息苦しさはありません。チーズも安心して眠っていられる場作りがほどこされています。
見学後、宮嶋社長から「活きた場」=「ライフフィールド」のお話をして頂きました。
「ライフフィールド」とはその名の通り「活きた環境」。人間も生きていれば微弱な電流が流れています。つまり、マイナスイオンが流れている状態が良い訳で、この考えが牛舎、チーズ工房、食堂など全ての建物に活かされています。
「ねずみの実験があるんですよ」
宮嶋社長は化学の世界の人ですから、観念ではなく、実験データに基づいた難しい話を分かりやすく説明して下さいます。
「ライフフィールドにおいたねずみと、デッドフィールドにおいたねずみの迷路の実験ですが、明らかにライフフィールドにおいたねずみの方が、かしこく、大脳新皮質の発達がいい」
「東京はコンクリートで囲まれ、マイナスイオンの通らないデッドフィールドの世界ですが、何が一番売れてるかわかります?」
「マニュアル本です」
「それだけ、自分の力で考えることができない人が増えているんですよ」
おっとぉ~!!
私の本棚は「健康オタク」本だらけ。
これって、大脳新皮質が未発達!?
他にもバイオダイナミック農法の物理学に基づいた話や、マヤ暦の話など多岐に渡る話題の豊富さで、科学に裏付けされているところが興味深かったです。
宮嶋社長、昼食中にもかかわらずありがとうございました。
「ライフフィールド」と「デッドフィールド」
気になる言葉を旅の始めに頂きました。
ブラウンスイスの子牛。
黒目がちな瞳がなんとも愛らしいのです。
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