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2007年8月14日 (火)

日本海の熱き男「ミネラル工房」1

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(写真:ミネラル工房代表の冨樫さん)

エコマルシェは夏季休業に入らせて頂きました(~20日まで)。

9日木曜の閉店後、夜中の2時に車で発進。

関越自動車道を突っ走り、途中のSAで2時間ほど気絶の後、新潟を経由し、海岸線を北上し、走り続けること2時間。

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新潟県と山形県の県境、山北町の「ミネラル工房」に到着。

この辺りは海が美しく、ちょっとした塩の生産地。

美しい日本海の海岸に突如現る掘っ建ての塩焚き小屋で、製造、直売をしていている塩の工房です。

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見学自由で海水から塩ができるまでを、代表の富樫さんが熱~く塩の製造方法をレクチャーしてくれます。

難しいこと一切なし。本当に誰もが理解できる堅気な製造方法には驚かされました。

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①汲み上げられた海水は、外釜で廃材を使って煮詰めて濃縮します。(1~2日)

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②灌水を沈殿槽で一晩置いて不純物を取り除きます。

ここがミネラル工房こだわりポイント①

不純物を旨みと思っている人が多い!

確かにしょっぱさが消えて、「あ~ミネラルが多いんだわ~」と思い、それが「旨みのある塩」と思いがち。

実はその不純物は、体にいらないものもあり、塩辛さを消して塩分を取りすぎていることもあります。

また、「ちょっと色付いてる塩」の方がなんだか「旨みのある塩」に見えたりします。

が、

「ミネラル工房」さんではあえて、塩を「真っ白しろ」に精製。

だからこそ名前は「海のダイヤ」。すごくきれいです。

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③不純物を取り除いた灌水(カンスイ)を湯煎でゆっくりと結晶化。

ミネラル工房こだわりポイント②

湯煎でゆっくり仕上げる。

なんだって早く仕上げた方が効率がいいというもの。

通常は一気に煮上げてしまうところを湯煎ですよ、時間がかかるったらありませんが、

これが本当に「旨みのある塩」に仕上げています。

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④苦汁と塩に分離。

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⑤塩は一晩かけて乾燥させます。その間、かえすこと3回。つきっきりの赤子のようです。

⑥完成したのが「海のダイヤ」

まろやかな甘さにキリリとした塩味。ミネラル工房さんの愛情と日本海のミネラルがたっぷり注がれた煌びやかな塩。毎日使って欲しいとの願いで、これだけ手間をかけてリーズナブルな価格に抑えています。

⑦さて、④で分離した苦汁を煮詰めて作るのが「越後金色」。

苦汁から作る限定品で少量しかできません。粘りと深みのある細かい塩です。ミネラルが多いので焼き肉にあうような気がします。

さて、塩の名前の「海のダイヤ」はわかりますが、なぜ「越後金色」?

なんで日本海が塩の生産地なの?

というところは次回ご報告致します。

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