アフター山菜市~今年はこう食った~
素材は一級、腕は三流、それでも目の前にやってくる素材に感謝しつつ、今日も料理致します(byあっこ)。
まずは今年の山菜のご紹介
左からハリギリ、タラの芽、こしあぶら。
単品だとわかりませんが、一緒に見るとこんなに違います。
今年のタラの芽は茎が甘くてホックホク。天ぷらにしなくとも、オリーブオイルとにんにくと塩で蒸し焼きするだけで、アクも少なくおいしく頂けます。
東京で出回る栽培もののタラの芽は蕾みたいに小さいものですが、今回送ってもらった天然ものは大きいもので30センチ弱、平均サイズは15~20センチくらい。今年の秋田の春はすごく暑くて、山菜が全般的に早まっていました。なので、伸びる伸びる。天ぷらするにはちょいと大きいサイズかもしれませんが、ソテーするにはむしろよい。
ハリギリは味はタラの芽に似ていますが、葉が鳥の羽のように扇状にたたまれていて、こいつが天ぷらのさいのクセモノ。
衣が異常にくっつきすぎる、油を吸い過ぎる、要検討素材です。蕎麦屋の「遊」さんが買っていったので、どう遊んだか聞いてみよう。タラの芽よりも若干苦味を感じました。
こしあぶらはアクがなく、コクがあり、香り高い味が人気。天ぷらはもちろん、ゆでて、おひたし、和え物でも頂けます。
天ぷら、山菜御飯、蒸し焼きで頂きました。
山うどは栽培ものと違って、野生的な味と香りが違います。
葉と皮はキンピラに、
茎は甜メンジャンで炒めてみました。ホロ苦さと甘さがよくあいます。練りゴマを少々加えてコクを出してみました。
こごみはやっぱり胡麻和えで。
こごみも長いのがグレードが高いのですが、やはり短いものが好まれます。茎も甘くておいしいよ。天然ものは巻きの強さと、ヌメリとシャッキリ感が違います。
一番お得で使いやすい葉山葵。
いつもおすすめするのが、葉山葵の熱湯瓶詰め。
蕎麦の薬味に、お茶漬けに、海苔と醤油で和えればご飯が何杯でも頂けます。
葉山葵の花です。これもピリリとホノ辛い。サラダや手巻き寿司の具に、と思いますが、いつも瓶詰め止まり。
河田クンも一生に一度会えるかどうだか、という「紫あざみ」。
なんだかすごいらしい。「神様級」と言っていた。
が、すごすぎて、調べても食べ方がわかんないよ~
あざみ系なら、炒めて食べるでしょ、ということでオリーブオイルで焼いてみました。
ほんのり、沼テイスト。っていうか、少し泥臭い感じ。
けど、なんかおいしい~、クセになる味だぁ。
一級品も無知の前では無力なのか?!
ふきのとうは時期的にちょっと遅かった。期待していた皆さん申し訳ありません。
あと、これ「わらび」。すでにあく抜きしてくれていたので、おかかと醤油で食べたけど、美味しかった~。
今年もおいしく頂きました。河田クン、山の神様ありがとう!
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