北日本キャラバン⑧
山羊の笑顔にサヨナラし、バタバタと苫小牧発のフェリーに乗り込んだ。
フェリーの2等室はいわゆる指定場所なしの雑魚寝部屋。
各自、横になれる場所をゲットするまでは、まさに「混沌」→「牽制」、最後に「調和」する、不思議な空間。21:30頃出港し、翌朝4:30頃に青森県八戸へ到着。
八戸から西へ。靄の立ち込める奥入瀬渓谷、十和田湖を通り、まず「ひとふろ」ということで弘前近くの大鰐温泉へ。
地元の人におすすめの共同湯を教えてもらい、「赤湯」さんへ。1人200円の安さだが、泉質もよく満足。
さらにいいところ発見。
誠に珍しい手焼きの南部煎餅屋!
淡々と行われる自然体の熟練技。煎餅は無論、絶品でした。特に落花生のやつ。
近所の幼稚園の子供たちが通ると、煎餅屋のおばちゃん、おもむろに立ち上がり、子供たちに「は~い、どうぞ」と煎餅を差し出す。みんな声を合わせて「ありがとーう、ございます」。いい光景だな。
船旅の疲れも癒され、ここからほど近くのりんご農家、伊藤農園さんを訪ねる。
結構いい写真をデジタル一眼で撮ったはずなのに、メモリーカードが入っておらず、全滅。
シャッター押すたびに「カシャッ、カシャッ」といい音出てたのに、デジタル一眼は要注意だ。
伊藤さんのところからは、これから続々とりんご、桃、プルーン、洋梨、和梨が出荷されます。
昼飯は楽しみにしていた弘前市街の「カリ・マハラジャ」へ。
そもそもカレーは薬膳をモットーに、本格的にうまいカレーを追求している。店主は日本人だろうが、その風貌はなぜかインド人のように見える。
ここでは、「骨付きラムカレー」でかつ、レベルFの辛さ8倍を食べなくてはいけない(そういう先輩命令があったため)。
美味く、そして、効く! 辛さ8倍だが、ただ辛いだけでない。舌への刺激がなぜか少なく、内臓がすごく温まる感じ。これぞ薬膳カレーなのだ。
さて、この日の宿は秋田県の後生掛温泉の湯治宿。奇跡的に前日予約ができた。
十和田八幡平の標高1000mにあるこの温泉は、昔から湯治宿として有名。
無茶苦茶効きます。
ここの名物、温泉黒たまごは毎回必食のこと。
お湯を2時間弱堪能し、たまご食って、朝まで気絶、、、
朝の後生掛。山林の中に忽然と現れます。
マイナスイオンもたっぷり。
by店長
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