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2009年7月 1日 (水)

桃の山下農園さん訪問 ~山梨県・一宮

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今日は、山梨県一宮の桃農家、山下さんを訪ねてきました~

店から中央道を使って、約1時間半、勝沼IC降りて近いところ。八ヶ岳まで行くと遠いけど、勝沼あたりはほんと、あっというまだ。

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左が山下さんで、右は紹介してくれたSさん。

山下さんは8年前までサラリーマンをやっていて、「百姓としてはまだまだ」と謙遜。根っからの農家でないということもあり、進取の精神があり勉強熱心だ。

内剛外柔という感じで、とても魅力的な農家さんだ。

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山下さんの畑は、気持ちよい。何がって、空とすこーんとつながっている感じ。

これは桃の木の仕立て方に理由がある。

果樹の仕立て方には色々あるらしいが、ここでは「開心自然形」という方法を採っている。

枝を上に上に伸ばすのではなく、主枝4本くらいを地面と平行くらいに、ちょうど手のひらを上に向けて横に大きく伸ばしたような感じで伸ばしていく。

大きな利点は木がこんもりとせず、開いていくので果実1個1個にまんべんなく、陽光が降り注ぐこと。近くの他人の桃畑はこんもりとした仕立て方で、畑全体がやや鬱蒼としていた。

山下さんの桃の木は横に広がっていくものだから、木と木の間も間隔をかなり空ける必要があり、そんなわけで「すこ~ん」としているのだ。

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木の下に敷いている白いシートは、太陽の光を反射させて、下からも桃に陽をあてるためのもの。銀色のシートを使う場合もあるが、銀色だと熱くなりすぎて、作業する人間がまいっちゃうとのこと。

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桃1個1個に袋を被せています。風雨、虫から守るため。

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このくらいの青さと大きさになったら袋をとります。「除袋(じょたい)」というそうです。

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袋の中はこんな感じ。中が黒いのとか、青いのとか、大きさいろいろあるようです。

1本の木に桃が何100個と成るが、それらすべてに袋がけをする。その努力には頭が下がります。大事に食べなくては。

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ということで、早速。

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うますぎる、、、

もぎりたてを食べられる幸せ。役得だな~

山下さんの桃は無茶苦茶ジューシー。ミネラルたっぷりの肥料がポイントらしい。

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まだ青い桃もこれからの暑さで、どんどん桃色に染まっていく。

早生の「日川」から始まり、「白鳳」→「浅間」→「なつっこ」→「黄金桃」と続いていく。

通常は8月10日ごろで出荷が終わるが、ここ山梨も年々気温が上がっていて、今年は通年より10日は前倒しで桃が採れている。

まずは明日、エコマル店頭には「日川」が並びます。お楽しみに。

ちなみに栽培のこと。化学肥料は一切使わず、減農薬で栽培をされています。

桃が終わると、巨峰、マスカットなどのぶどうも栽培されているので、秋口まで山下さんの美味しい果樹とおつきあいができそうです。

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最後に、これなんだか分かります?

「オケラ」です。オケラだっ~てのオケラ。数10年ぶりに見たので、思わずパチリ。

桃の畑にはオケラやモグラ、ミミズなど彼らの地下王国がにぎやかなようです。

by店長

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