御嶽山に行ってきました
岐阜、長野にまたがる御嶽山は、標高3067mの日本三大霊山の一つ。この日も白衣で登る方が大勢いらっしゃいました。メンバーは私を含め、「ほぼ初登山」というチーム。こんな高い山にいきなり登っていいものか、と思いましたが、行く前から、気分だけは山ガールでルンルン。ガールという年齢でもないのですが・・・。
「黒沢口」という7合目から登山開始。
最初は、笹の生い茂る山道。
八合目「女人堂」
草木があるうちは、気温も高く、汗が絞られるように出て、虫がブンブン顔の周りにたかってきます。心拍数が急上昇して、虫にかまう余裕はありません。
この辺りから、森林限界になってくる。
植物が少なくなってくると、一気に酸素濃度が薄まってくる感じ。岩だらけの荒涼とした風景が続く。
雲の上なのか、前を行く先輩も笑顔で霧の中に消えていきます。幻想的な景色の中で、彼岸に消えゆく感じを想像。先行く人が死ぬって、霧に消えるように、ある日突然いなくなる、そんな感じなんでしょうか。消えるときは笑顔で消えたいものです。
よく、人生を登山に例えることがありますが、その意味がちょっとわかったような気がします。
もう、この辺りは、足を前に出すだけ。最後はあまりのつらさに叫んでました。六根清浄にはほど遠い・・。
やったね、登頂!
頂上剣ヶ峰では、ときおり青空がのぞきました。なんて運がいいんでしょう!雨も奇跡的に降らず、ちょうどよい曇り加減。時折のぞく青空に周囲からも歓喜の声が。
おにぎりが美味しかったなぁ。
最後に昇る心臓破りの階段。(上から撮影したところ)久しぶりに体力の限界を使いました。
下山は、登頂の達成感もあって結構、楽?に降りることができました。
周囲を見る余裕もあったりして。しかし、途中から足が振り子のようになって、また足を振って前に出すだけに。
無事に下山もできました。うれしい~~。終わってしまえば、途中のつらいことは忘れて、心地よい疲労と、達成感だけが残ります。山にハマる気持ちわかるなぁ。
断食や砂浴など、様々な健康法を試しましたが、霊峰登山が一番心と体に効いたような気がします。
みんな、色々ありがとう。山の神様、登らせてくれてありがとう。良い夏休みをありがとうございます。
by akko
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