切山椒と大福茶
今年も「アッ!」という間に12月31日という日を迎えることとなった。
簡単ながら、家の掃除や、神棚の手入れ、角松・輪飾りなど一通り終え、正月料理の用意に台所でフンフン言いながら立ち向かうアッコを後目にちょと出かける。
向かった先は
また「千成」に来ちゃった
なぜなら12月31日から1週間限定アイテム(三が日はお休みと思いますが)の下記2品を一刻も早く食べたかったから!
「蒸しようかん」
練ようかんとはまた違う、やわらかでふくよかな口当たり。練りに比べ甘さも控えめ。とても美味しい。
「切山椒(きりざんしょ)」
上新粉に砂糖と山椒を混ぜて搗いた餅菓子。千成さんでは山椒は京都のを使っていると言っていた。
切山椒と大福茶(おおぶくちゃ)を頂いて、年を越すのが、この辺りでは慣わしという。
大福茶は梅干しと昆布を煎茶に注いだもの。
そういう習慣があるということは不覚にも知らなかった。今年はやってみよう。
さて、切山椒。餅の甘みと、爽やかな山椒の香りが口中に拡がり、美味しさと共に、浄められる感じがする。
今年の1月の花びら餅で千成さんのお菓子を初めて食べて以来、毎月数回通い、季節季節の菓子をいただいた。
今のご主人は2代目で、創業60年とのこと。
店頭では特に「どこどこの何を使っています」とか派手な文句は一切ない。
しかし食べれば、分かる。
そういう生き様を見習わなければっ!
では2012年、皆さまのご多幸をお祈りいたします。
by店長
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