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2012年7月12日 (木)

大桃豆腐 1bq/kg以下という基準

大桃豆腐を中心に、「ぶくろの豆腐 情報交換会」という会が開催されている。

ちなみに「ぶくろ」は「いけぶくろ」の「ぶくろ」です。

311以後に企画された会で、豆腐製造業としていかに放射能問題と取り組んでいったらよいのか?を情報交換する。
参加者は池袋近辺やその他地域のつながりのある豆腐屋さん。そして一般の方々も。

大豆もこの春位から新穀に切り替わっている。新穀は2011年の秋に収穫された新物のこと。無論放射能汚染と関わってくる。

大桃さんのところでも、2010年産までは積極的に使っていた茨城や岩手、宮城の大豆だが、2011年の新穀を放射能測定したところ少なからずセシウムが検出されることが分かった。
思い入れの深かった産地の大豆を苦渋の判断で現在は使っていない。大桃さんは本当に悩み、悔しがっている。

こういった状況にあるのは、何も大桃さんだけではない。他の豆腐屋さんでも同じ問題を抱えている。

そこで池袋の大桃豆腐を中心に親交のある豆腐屋が集まって、皆で情報を共有し、解決策を見出していこうではないかという集まりが、「ぶくろの豆腐 情報交換会」だ。

先日7月8日の日曜日にその第3回があったので、参加してきた。

午前の第1部は豆腐関係者と食品関係者のみの情報交換会だったが、所用で行けず。

午後の第2部から参加。

まずは鎌仲ひとみ監督の最新作「内部被ばくを生き抜く」を皆で80分間鑑賞。
この映画はもう一度しっかり見てみよう。ややおねむだったので、、、

その後、大桃さんによる「内部被曝について」というタイトルの発表会。

大桃さんなりに調べたり勉強したりしたことを、スライドを使って説明してくれました。

本人はにわか仕込みで恐縮です、、と言うが、豆腐仕込の忙しい中、相当時間を割いたに違いない。

さて、大桃さんは大豆や豆乳、土壌の放射能測定をいろいろなバックアップもあって、積極的に行っている。

その調査・観察を通じて、「大豆から豆乳」へのセシウムの移行について現段階で下記案内を出している。

大桃さんの「大豆だより 2012305」より抜粋

・大豆から豆乳への放射性セシウムの移行は0.15~0.18倍と考えられます(当店の場合)。

・当店では移行の割合を0.2倍(移行係数0.2)として豆腐製造を考えていきたいと思います。

・できる限り検査を実施し、商品で1bq/kg以下になるように気を使います。

・しかし日本の農業の継続を考えると1bq/kgを超える商品を作るかもしれません。よって、可能な限り放射能数値を表示して販売していきたいと考えています。←抜粋ここまで

補足として

・大桃さんが「1bq/kg以下」というのは、豆乳1㎏を測定して1bq以下としています。豆腐1丁のことではありません。

・もし1bq/kg以下の豆乳を作りたいとするなら、5bq/kg以下の大豆を選べばいいことになります(5bqに移行係数0.2を×と1になりますので)。

なお、現在当店で扱わせていただいている大桃さんの豆腐と使用大豆は下記のようになっています。

池袋豆腐(滋賀産大豆)

木綿豆腐(北海道産大豆)

絹豆腐(北海道産大豆)

寄せ豆腐(茨城産大豆)

白胡麻豆腐(茨城産大豆)

いずれの大豆も放射能測定をしており、検出限界1~4bk/kgで不検出のようです。

ちなみにがんもに使っている野菜は茨城県産で検出限界2bk/kgで不検出とのことです。

放射性物質による内部被曝はない、もしくは少ないに越したことはない。

思い入れの深い産地の大豆を自分が課した基準により使えない悔しさ、大桃さんの表情からそれがよく分かる。

いい産地や在来の豆をしっかり残し、継承していきたいという思いもある。

1㎏/1ベクレルを超えたとしても表示をして売るべきか、食べる人の健康を慮って売るべきではないか、明確な答えを出すことは難しい。

それぞれ考えていきましょう。

※大桃さんのホームページをご覧になると、今回の移行係数のことや大桃さんの基準など詳しく書いてあります。
http://blog.ohmomo.com/

by店長

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