大桃豆腐さん豆腐作りワークショップ
実際作業場内に入って、豆腐屋の機械を使って同じように作る。教えてくれるのは、店主大桃伸夫さん。今日は企業秘密大公開!
一晩浸漬した大豆をすりつぶします。
鍋に移して、加熱、撹拌。
木べらでかき回します。
90℃から100℃まで7~8分。その日の大豆で変るのでだいたいだそう。
102℃まで上げて、
豆乳とおからに分ける。
糖度は14度。
更に濾す。
絹豆腐を作ります。
海精にがりを入れます。
温度、かき混ぜ方がポイント。ワークショップでだいたい一人は固まらな方がいるそうです。
かき混ぜすぎても固まらない。固まってきたな、と思ったら撹拌を止める。
これは、にがりを入れる前に上部の泡をすくっているところ。
次は、一人づつ寄せ豆腐を作ります。豆乳1lににがり9g。
固まるかなぁ~
しばし置いて固まるのを待つ。
作業の合間に、湯葉作り体験もします。
湯葉フライヤーという機械。豆乳の糖度は10度。
金魚すくい、ならぬ湯葉すくい。子供たちも真剣です。
固まった豆腐をすくって容器に移すのが寄せ豆腐。
型で固めて、カットして、
そのまま水に入れ、
カットしたのを容器に入れるのが絹豆腐。
木綿豆腐は、固まった豆腐を木綿豆腐の型に入れ更に固めます。
重しをかけて固めるのが木綿豆腐。柔らか木綿と呼んでいる「池袋木綿」は自重なので柔らかい。
シーリングして、自分の名前のラベルを貼って、
できあがり!
試食タイム♪みんなで、それぞれの豆腐を頂きます。
滑らかだったり、あっさりだったり、ちょっとざらざらだったり。
同じ豆乳を使っても、タイミングやかき混ぜ方でこんなに違うなんて!
今日の固まらない人、店長!
裏ワザで大桃さんが固めてくれた「クリーミー豆腐」。滑らかな食感と、ホロ苦さが特徴。
ご飯も炊いてくださって、豆腐屋のまかない「豆腐のぶっかけ飯」を頂きます。
見えませんが、ほんのり茶色い五分搗き米とよくあいます。美味しい~♪
作って食べるだけでなく、豆腐の話もたくさん聞かせてくれます。
自分は使わない消泡剤を、わざわざ購入して見せてくれたり、
半分量の豆乳を、
違う凝固剤を使って固めてみたり。
原材料も大豆、水についてもスライドで説明してくださいます。
以前は美味しい豆腐を作ることを考えていたが、311以降は美味しいだけでなく、安全ということが加わった。
それは、赤ちゃんからお年寄りまで食べる「豆腐」を作る豆腐屋の使命だと。
大豆一粒を辿っていくと、社会問題と関わらざるをえない。
そこで、大桃さんは「池袋会議」という勉強会を月一回開いている。
この豆腐作りワークショップも、休業の日曜日を使って、その池袋会議の費用にまわすためのもの。
本当に頭が下がります。
ここでは伝えきれない、
大桃豆腐さんをより知りたい方はこちらをご覧ください。
貴重な体験をさせて頂きました。
大桃豆腐さんありがとうございました。
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